12月18日(水)13:00~14:30に、家族リカバリープログラムの第2回を開催しました。
このプログラムは、ひきこもり状態にある方や障害のある方の家族に向けて、当事者にどう向き合うかだけではなく、「家族自身の生きやすさを大切にしていくには」を考える内容です。
講師は、引き続き東北福祉大学教授の黒田文先生にお願いしました。
今回は、リカバリー(自分らしい生き方を取り戻す)に必要なコミュニケーションを学ぶ、と題し、特に「伝えること」にフォーカスを当てた内容でした。
人との関わりの中で生きる我々にとって、コミュニケーションは不可欠です。しかし、会話を通してなぜか相手を怒らせてしまったり、自分の主張が伝わらないことがあります。“ものは伝えようでいくらでも角が立つ”のです。そこで「バトルにならないための会話術(心得)」「さわやかな自己主張の方法・考え方」を以下のトピックを通して学びました。
・「共感」とは何か
・伝えることと共感の区別
・アサーティブコミュニケーションについて
より身近な例で考えたり、グループディスカッションを交えながら意見交換も行ったりして、和やかな雰囲気で進行できました。
参加された方からは「家族に対しては“伝える”を意識し気遣うことができないときもあったかも」「自分の権利・相手の権利を大切にしたい」「ことばが相手に与える影響は大きい。ポジティブな言いかえをもっと知りたい」「アサーティブが身につけば生きるのが楽になりそう」などの感想がありました。
次回は1月24日(金)13:00から開催します。