【支援者対象】支援者のための「親なきあと」支援活用講座(2月20日実施)

2月20日(木)15:00~17:00に、支援者のための「親なきあと」支援活用講座を開催しました。

この講座は、高齢者福祉の支援者、障害者福祉の支援者、ファイナンシャル・プランナーが、親なきあと支援について学び、お互いの立場から意見交換をするための合同研修会です。

今回の講座は、大きく分けて次の内容で行いました。
・親なきあと生活設計事業について紹介
・親なきあと支援の事例紹介
・参加者の意見交換(グループワーク)

特にグループワークでは、ライフプランのサンプルを参加者が見て、それぞれの立場からどんな状況が読み取れるか、それぞれの専門性が活かせるような対策・支援はあるかといった意見を出し合い、お互いの参考にしました。
各グループからは、「世帯を完全に分ける必要がある(世帯分離)」「父の2年後の退職に向けて対策をとっていくのがよさそう」「社会との繋がりをもって意欲をだしてもらうため、在宅での就労なども提案」など、それぞれの専門性が活かされた意見があがりました。

参加された方の参加動機は、「8050問題や親なきあとについて知識を深めたい」「現在担当しているケースや相談を受けている件について参考になることがあれば学びたい」「支援者の役割を理解したい」などでした。

感想として、「多職種の方との情報交換意見交換ができ、とても良い機会だった」「自分の職種だけでは(ほかと協力しないと)どうしようもないと気づいた」「多角的な視野が必要、知識も必要だけどネットワークも大切だと思った」などの声があり、参加者の方々に実りある時間を過ごしていただけたようでした。

家族・支援者との共同作業が大切なのはもちろん、支援者同士も連携・協働が深まれば、対策の幅が広がると考えます。
これからも連携をよろしくお願いいたします。