1月28日(土)宮城県障害者センターにて、将来サロンの第4回を開催しました。
今回は、(一社)IGUNAL代表で、(一社)宮城・仙台障害者相談支援従事者協会の代表でもいらっしゃいます福地真治氏をお招きし「ライフステージの生活課題と支援事例」と題してお話いただきました。
福地さんからは、まず障害者相談支援事業の概要について簡単にご説明いただき、次に学齢期(6~15歳)、学齢後期(16~18歳)、青年・成人期(18歳以降)それぞれの生活課題を詳しくご解説いただきました。最後に青年期以降のいくつかの事例をお話していただきました。
別室では、子供たちが卓球エアホッケー、魚釣り、工作などをとても楽しそうに行っていました。
学齢期では、「まずは家族の時間を大切にしましょう」「早めに病院やプール理髪店などのサービスに慣れておきましょう」、学齢後期では「卒後の進路選択において卒後のイメージを描きましょう」「障害区分の準備と対応をしましょう」「本人の意向と親の意向をわけて考える練習をしましょう」、青年期では「新しい環境に慣れることを優先しつつ、直接的なケアを家族から支援者へ徐々に移行するのもいいでしょう」「将来の生活とお金のイメージを早めにつくりましょう」などといったお話をいただき、的を絞った非常にわかりやすい内容で、大変参考になりました。
後半のフリートークでは、参加者の方々から、日ごろ疑問に思っていること、制度・サービスに関する現状などの質問が数多く出され、とても活発に意見が出されました。「GHなどの空きが少ないと聞きます。今すぐには考えていないけれど、やはり早めに申し込みなどした方がいいのでしょうか」という問いには「GHといっても様々なので、ご本人の反応を見たり、実際に見ることでの印象を知るために、見学だけでも行ってみては」などのお話がありました。
参加者の皆さまからは、たくさんのお話が聞けて良かった、子供の将来のために知らなくてはいけないことを勉強できて良かった、もっと勉強を続けたいので(この活動を)続けてほしいなどのご感想をいただき、大変好評でした。
今回の将来サロンのシリーズは一端区切りとなりますが、サロン活動は引き続き行っていきたいと思います。開催にあたってご希望などありましたら、メールなどでご意見をお寄せください。